手甲 [新商品]
手甲とは、手の甲と手首を覆うもので、てこう、てさし、てっか、こてなどともよばれているようです。屋外の労働時、外傷、日差し、寒気を避けるために使われ、旅行や行商にも用いられていました。現在でも農作業などで使われているようです。形態は平型と筒型とがあり、平型は甲の部分が「やま」といわれる三角形か半円形となっていて、その先についている紐(ひも)に中指を通して手首に巻き、紐か甲馳(こはぜ)で留めるのがほとんどです。筒型には親指を通す部分がついています。材料は紺木綿が多いが、縞(しま)、絣(かすり)も用いられ、東北地方では白糸や色糸で刺した美しい手甲も作られていたようです。またぎなど狩人(かりゅうど)は、カモシカやキツネ、ウサギなどの毛皮製を着用していたようです。
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